五反田の足跡

十七年に一度の昌全寺御開帳

 

五反田町「宝田山昌全寺」にて十七年に一度の県指定文化財、本尊「聖観世音菩薩坐像」が令和6年5月3日・4日に御開帳されました。像は、平安時代の十二世紀末にヒノキ材で作られ(高さ122cm)平成8年に愛知県指定文化財となりました。また腐食などで像本体の傷みが進んだため、豊田市文化財課協力のもと平成27年に大修復が行われました。

 今回の御開帳は7年前から36の檀家で計画を立て、当日は五反田在住の檀信徒以外の方のご協力と明和小学校の運動場、集会室をお借りしての開催となりなりました。

 5月3日は衆議院議員八木哲也様、豊田市議会議員鈴木彰様をはじめ多くの御来賓と地元関係者らが集まり、関係者のみの御開帳法要が行われました。法要後、像の修理を担当した愛知仏像修復工房の横川耕介代表から解説を受けました。

5月4日は午前10時より御開帳法要が行われ稚児行列151名、観音行者13名、御祈祷26名の参加で行われました。また、5月3日から5日まで像の観覧が無料で行われ、遠くは千葉県、群馬県、三重県などから3日間で150名ほどの観覧希望者がお見えになりました。

2024年5月3日・4日

「二百十日」のお参り

「二百十日」(にひゃくとおか)とは、立春から数えて210日目の日で9月1日頃にあたり、農作物が稔る重要な時期です。この時期は、農作物に甚大な被害を与える台風に見舞われることが多い時期でもあります。

 五反田は昔から台風などの被害から農作物を守るため神仏をお参りする習わしがあり、毎年9月の第一日曜日に昌全寺の前の川の水で身を清めながら五反田八幡神社、昌全寺を複数回往復し五穀豊穣を願いお参りをします。 

また、当日は五反田町の中央に位置する地蔵堂に集まりお地蔵様をお参りします。

二百十日のお参り     お地蔵さんのお参り

(2021年9月5日)


五反田の『節分会』

 「節分会」は「節分祭」とも呼ばれ、立春前日に災厄を祓い一年の幸福を祈る伝統行事です。五反田自治会では毎年2月の第一土曜日に行われており、今年も2月1日に宝田山「昌全寺」に地域の人が集まり行われました。

 

住職の読経の中、大人も子供も一年を無事に過ごせるようご焼香をしてお稲荷様に手を合わせました。また、皆さんからいただいたお供えのお菓子などは「鬼は外」「福は内」と声をかけながら豆と一緒に撒きました。最後に甘酒を飲んで節分会は終了となり、子供たちは袋いっぱいになったお菓子を抱えニコニコしながら帰りました。

(2020年2月1)


住民生活の安全のために進められる『安全伐採』

 

1月19日(日)に五反田町地内にて住民が参加し支障となる雑木、竹などの伐採撤去作業が行われました。作業は急な斜面で竹が多くありましたが、豊田市森林組合の方が高所作業車などを使い手際よく伐採が行われました。道路を利用される方は、日当たりが良く、景観がよくなったと喜んでおられました。

(2020年1月19日)

五反田地区シカ用ワイヤーメッシュ設置 完了

 

 

 平成30年12月に五反田地区は昨年に続きシカ用ワイヤーメッシュ設置作業を農業に従事していない人も含め五反田地域民全員と青年会員で設置作業を行いました。

 

 実延長距離      5,975m(昨年 2,095m)

 メッシュ枚数(2m×2m) 3,114枚(昨年 1,121枚)

 支柱(角支柱)    3,114本

 支柱(丸支柱)    3,114本

 作業日数・人員    3日間 12月1日 45名

                   2日 34名

                   8日 36名 

 総事業費(概算)7,785,000円(昨年 2,802,500円)

 補助金     7,006,000円(昨年 2,522,000円)

 負担金       779,000円(昨年   280,000円) 

 

 毎年イノシシ、シカの被害に苦慮していましたが五反田すべての水田がメッシュで囲まれて一安心!!

設置作業も地元住民が「お互いさま」の気持ちで一致団結し短期間で作業を終えることができました。また、五反田の「人パワー」はすごいと改めて感心しました。

 

(平成30年12月)