平沢自治会(平沢町)の足跡
国道153号ほっとする風景を
(平沢花だん作り)
「花のある集落を、そして通過車両にもほっとする瞬間を提供したい。」そんな思いを込めて、今年も花だんを作りました。
「花のある集落を、そして通過車両にもほっとする瞬間を提供したい。」そんな思いを込めて、今年も花だんを作りました。
朝の忙しい通勤途上に、季節の感じてもらう。そして都市部から信州の途上、平沢・明川へと続く花風景の始まりです。
(2021年6月)
平沢の歌を熱唱、小さな村の秋まつりで
毎年9月の第1土曜、日曜日は、平沢「八柱神社」の例大祭で千田とともに明和自治区内では、最も早い秋祭りです。
なぜ、9月なのか。それは、昔旧暦9月に行われていた祭りを、新暦移行後も9月のまま行ったからではないかと推測されます。確かな証拠は、ないのですが秋祭りというには少し早い気がします。
平沢は世帯数11の小さな村です。村全体が家族のようで、皆のお祭りの楽しみは、土曜日の夜、村中総出で行う懇親会です。試楽(しんがく)のお参りを終えた午後5時、村の衆全員、よその町に住む子ども、孫、平沢を離れた人たちが、毎年一回一堂に会して、親交を温めます。会場の集会所前広場には、こだわりの料理長始めお母さんたちが力を合わせて拵えた心づくしのご馳走が盛大に並び、どれを食べてもおいしい、大満足のパーティーが開催されました。
余興もいろいろ有り、子供に占領されて大人が歌えないカラオケ、白熱のビンゴの景品は、夫婦手作りのブルーベリージャムやヒデちゃん賞、自治会長賞などたくさんで、毎年大いに盛り上がります。子どものためのスイカ割り、ついでに、酔った勢いで演奏するきわめて怪しげなお囃子(はやし)。
そんな中で、何と言っても今年のメインは、自治会長 安藤格治(かくはる)さん自らがギターを弾いて熱唱した平沢の歌でした。
平沢の歌は、安藤格治さん作詞、そして作曲は、あの足助のかじやさん故「広瀬明史(あきふみ)」さんです。中馬街道と平沢の風景を詠んだ歌詞に、広瀬さんがフォークソング調の曲を付けた名曲です。実は、作詞の格治さんと作曲の広瀬さんは、足助高校の同級生。当初は、格治さんが演歌風の曲を付けて歌っていたのですが、それを聴いた広瀬さんは、「演歌は、やめろ。おれが曲を作ってやる。」と言ってフォークソング調に作曲し直し、現在の「平沢の歌」が誕生しました。(格治さん談)
素朴なアコースティックギターの演奏にのせて、平沢の歌を自治会長が歌い、会場内はしんみりと聴き入りました。
平沢は、小さな村だけど、楽しいお祭りをやっています。
(平成30年9月1日~2日)
国道153のオアシスを目指す! 平沢「いつ来ても花のある村づくり」
「国道153号のオアシスを目指します。」と語るのは、平沢花壇づくりの
リーダー小沢美博(よしひろ)さん。「通勤、通学の途中で、きれいな平沢の風景を見て、ほっとしてもらいたい」と思いを語ってくれた。今、平沢では、国道沿いの花壇だけではなく、いつ来ても季節の花が咲く桃源郷(とうげんきょう)づくりに取り組んでいる。昨年度、植物の専門家を招き、みんなで集落を歩きながら、どんな花や花木をどこに植えようか話し合い、計画を作成した。今年は、6月16日、恒例の花壇の手入れと同時にアジサイの苗110本余りを集落内のあちこちに植えた。来年の梅雨の季節には、きれいなアジサイが観られるに違いない。
また、となりの明川では、「ハナモモ」の里を創ろうとがんばっている。中馬街道の面影を色濃く残す明川と平沢。2つの集落の景観整備の努力が実り、ともに「美しい花の里」になれば国道153号を走るのが楽しくなるはずだ。
(平成30年6月16日)